第1章から第4章までの作例ではナグモデザインの作品を使わせていただいています。

NAGUMO DESIGN ホームページ

この本を書くにあたって、チュートリアルの題材としてどこの誰のものともつかないものを使うよりも、はっきりとした個性やデザインポリシーの感じられるものを使うほうがいいのではないかと考えました。ネットでプロダクトデザイナーのホームページをあちこち見て回って、これだと思ったのがナグモデザインの家具でした。使用許可をお願いしたところ快諾いただき、さらに図面の提供もしていただきました。

単にCINEMA 4Dの操作を覚えるというだけでなく、プロダクトデザインの3DCGによるビジュアル化という作業を本番の仕事さながらに体験してもらえるチュートリアルになったと思っています。
第1章
第1章の作例は【マメマメスツール】です。なんかそのまんま「脚が生えた豆」だけど、イスです。

実は本の冒頭でいきなり「初心者の人はこの本やる前にクイックスタートこなしてからにしてね」とか書いてるんですが、さすがにこの章はいちばん初めなので作例も簡単なのを選んで、かなり親切めに説明しています。
ちゃんと図面資料があるので、斜め写真の寄せ集め資料から作るのに比べるときっちり正確にでき、しかも非常に楽です。
ビューに図面のテンプレート置いてトレース、スプラインで断面を作成。
スプライン>回転NURBS>ポリゴン>HyperNURBSときてシートは完成。こういう弾力のある不規則曲面形状はHyperNURBS(サブディビジョンサーフェス)向きです。
脚はスイープNURBS。これも図面トレースして芯のパスを描く。
脚は4本あるから対称/対称/スイープ、って具合に。
モデリング完了。
シートはスエード張りなのでマテリアルもスエードっぽく。照明モデルをオレン・ネイアーにして、さらに「けば立ち」感を出すためにひと工夫。

実は、スイープNURBSの先っちょの丸いとこだけ別マテリアルを貼ったりできるけど、知ってました?

脚の【メタル感】を出すためにはマテリアルだけじゃだめで、周囲の環境も含めたシーン設定も大事、とかいう話もアリで。

トラブルシューティング的な小ネタもいくつか。

「スイープNURBSがペラペラになっちゃうよ〜」とか。
「HyperNURBSの表面にヘソみたいのができてるんだけど〜」とか。実はこのキャプチャは印刷でちゃんとヘソが見えてるか不安だったり。データ見るとわかるんだけどね。
実際にこの章で使ってるキャプチャ画像は大小合わせて100点以上です。モデリングのキャプチャだけでなく、設定ウィンドウやらテストレンダリング画像やら、使うコマンドがメニューのどこにあるかとか、ショートカットキーまでくどいぐらいに書いてあります。ま、第1章なので。
CD-ROM収録ファイルは、途中経過が1ファイル、完成が1ファイル、あとテンプレート画像とレンダリング画像。Macで見るとc4dファイルが白紙アイコンになってますが、問題なく開けます。WindowsからコピーしてきたファイルはMac上でこうなっちゃいますね。
途中経過ファイルはほんとにいちいち途中経過が残してあります。
並べるとこんな感じ。第1章は簡単だからこのぐらいですが、先のほうのややこしい作例になると、とても一画面に途中経過全部は並べられません。
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