| 第5章 | |
|---|---|
|
第5章の作例は【ATH-AD200】という、オーディオテクニカ製のヘッドホンです。 → オーディオテクニカの製品情報 これ、オーディオテクニカのオープンエア型ヘッドホンの最高峰モデルです(2005年現在)。オーディオテクニカさんに使用許可をお願いした際に「作例はできれば最上位機種で……」と言われてつい買ってしまいました(実勢価格は標準価格よりだいぶ安かったです)。当然音は非常にいいですが、装着感とかモノとしての仕上げの良さも抜群です。 本書ではこの作例のみ、ラジオシティ(GI)を使わないでやってます。真っ黒だからGIほとんど意味ないしね。映り込み用の空オブジェクトとかは工夫します。 画像はクリックで拡大します → |
|
|
この作例では実物をノギスで計測してモデリングしています。 こういう製品はたぶん3DCADで設計するだろうし、2D図面があったとしてもモデリングの資料としてはあんまり意味無いだろうと思います。仕事でCGを制作する場合、もし3DCADのデータがもらえるなら、そもそもモデリングする必要もないわけですから、「CINEMA 4Dでモデリングする=実物資料のみでどうにかする」という想定でこういうワークフローになってます。 読者がそっくりこの通りのことをやるには同じヘッドホン買わなきゃいけないことになりますが、内容は幅広く応用が利く手法をたくさん紹介してるつもりですんで、好きなものを作ってもらえればいいと思います。サンプルファイルはおおむね一工程ごとに途中経過を残してますから、自分で同じものを作らなくてもファイルを見ればどうなってるかわかるはずです。 |
|
| 大きいアール、小さいアール、大きさが変わるフィレットがある一体成型のパーツです。本当ならNURBSモデラーの領分ですが、ポリゴンとHyperNURBS(サブディビジョンサーフェス)でも作れないことはないです。 |
|
| 斜めに切り落としてから小さくアールつけてあるとか、内側と外側のパーツが隙間なしでピッタリはまってるとか。全体的にも大きな曲面なので段取り間違えるとHyperNURBSがボコボコになります。 |
|
| オープンエアで中のパーツが見える作りになってるので、そこらへんも作ります。部品点数が多いですがまあ、コツコツと。 |
|
| イヤーパッドのマテリアル。レザーっぽいの、スエードっぽいの、メッシュっぽいの。オレン・ネイアー照明モデルの意外な真実も明らかに! |
|
| フレームはツルピカでなく少しざらっとした半光沢仕上げ。この大きなスペキュラがあるので、面が歪んでると即バレます。 |
|
| パンチングメタルのメッシュカバーはアルファで抜いてます。これはUVで貼らないと流れちゃうので、ダミーを使ってUV展開します。この程度ならBodyPaintはいらないです。 |
|
| 黒い土台に金文字のロゴを重ね貼り。対称オブジェクトだけど普通に貼れますよ。 |
|
| オーディオテクニカのエンブレムはヘアライン仕上げのベースに虹色のエンボス文字。ヘアラインはDANEL使うとマルチパスに鏡面反射が出てこなかったりするので標準マテリアルでやってます。 |
|
|
プラグです。プラグアダプタをとめるネジがついてます。こんなにアップになることは普通ないパーツですが、応用が利く手法をいくつか使うので細部までキッチリ作ってみました。 あと、こういうメタルものは、映り込む周囲の環境をちゃんとやらないとそれっぽく見えません。つっても空オブジェクトにグラデーション貼るだけなんですけど。 |
|
| マルチパスはライト毎にレイヤーセットを分けて出力し、影は乗算せずにレイヤーマスクに変更します。理由は本を読んでのお楽しみ。 |
|
| ピンボケ効果はPhotoshop CSの「ぼかし/レンズ」で。CINEMA 4Dの特殊効果の被写界深度はマルチパスには効かないので使いません。クオリティもあんまり高くないしね……。 |
|
|
別アングルを2つ作ったんだけど、ページ数の都合でこれも解説なし。シーンファイルのみの収録になってます。 このシーンファイル、スプラインの長さをリアルタイム表示するXpressoという微妙なものもついてます。ケーブルの長さを合わせるためのもので、スプラインプリミティブでも長さ測れるとか、マウスドラッグ中にもリアルタイムに数値が出るとかメリットありますが、「構造情報」だけでもなんとか用は足りるので便利さも微妙です。 そういえばエリアシャドウって全方向ライトでもライトのZ軸に直交する方向にボケるんですけど、大抵はあまり差が出ないので気にしないでやっちゃってることが多いです。 |
![]()
|
|
サンプルファイルでは、工程が長いので途中経過が10ファイルになってます。あとは完成シーンファイルが3ショット分と、テクスチャ画像。完成画像はレイヤー状態のPhotoshopファイルもあります。 スクリーンキャプチャをテキトウにつなげてダイジェストムービーを作ってみました。これでも全体からすると一部分ですが、流れはわかってもらえるんではないでしょうか。 QuickTime Movie 1.3MB |
|
| ← 第4章 SUPERGUIDE紹介もくじ 第6章 → | |