店主酔言
書籍・映画・その他もろもろ日記

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11月1日(金) 曇時々晴
 一晩寝た程度では去ってくれない強固な風邪に負け、今日の昼飯は近所のコンビニ。ガンダムの食玩が大量に発売されており、棚がほとんど制圧下(つーか連邦対ジオンの戦時下なのか?)にあるのが寂しい。おとなしく飯だけ買って帰るか…とレジに向かったところで、バンダイの『仮面ライダーキッズ』新シリーズが目にとまった。要はSDスタイルのソフビ指人形なんだけど、出来がいいんだなこれが。前作ではアナザーアギトとエクシードギルス、旧ライダー1・2号&アマゾンと龍騎主役3人を買ったんだけど、どれも特徴がキッチリとらえられていて、かつ可愛い。生グロ系に属するはずのアナザーアギトが可愛いなんて不思議なんだが、ちゃんとディテールが出てあの「ふんッ!」ポーズさえ決めているのにラブリー ♥ なんである。おそるべし木野っち。いや違うモデラーさん。
 で、今回はとりあえず『龍騎』からオーディンと王蛇、『アギト』からギルスとG3-X、それにスカイライダーとライダーマンをチョイスしてみた。開けてみると案の定、どれも上出来。特に王蛇が「こういうモンなんだろ、違うのか?」と言いたげなポーズなのには爆笑してしまった。いや、スゴイっすこれ。龍騎&ナイトのサバイブ体とファムも購入決定である。スーパーでお子様達を蹴散らして見事入手してみせよう!<やめれ

 帰途、書店パトロール。相方が『最終戦争シリーズ16 草原の狼(山田ミネコ/著、メディアファクトリー)』とか僕が『ギャラリーフェイク26(細野不二彦/著、小学館)』てな「オツキアイ購入」ものを買う。年々歳々人は変わるが定めとは知るものの、かつて好きだった作者をそうならしめていた点が失われるのは惜しいやね、と思いつつ、まぁ最後まで付き合おうかと。相方の読んでた元・某大河ファンタジーみたいなことにならん限りは、だが。
 他には『日本の天然記念物』今週はニホンザル。岩に前足をかけ胸を張ったボスザルのフィギュアは躍動感を内に潜ませて上出来である。チョコQの日本猿(威嚇ポーズ)と向き合わせてみたら、スケールもそれなりに合ってジオラマちっくな印象になった。原型担当の松村氏は今が旬の作家といえよう。願わくば、このレベルで最終巻へ辿り付かれんことを。

11月2日(土) 雪のち晴
 目覚めると世界が白くなっていた。轟々と風が鳴り遠くで雷の鳴る、あまり風情の無い初雪の朝である。屋内も一気に冷え込み、猫が不平を訴えてやかましい。作業の合間にちょっと座ると、駆け寄ってきて膝に乗る。人間様を何だと心得てやがるかなこいつらは。いや、聞くまでも無いな、ひとこと「奴隷」と返ってくるだけだろう。最初の可愛らしさに迷わされたが最後、すべてにおいて奉仕することが運命付けられるのだ。まぁ相手が女でもあまり変わりはねぇ…いやなんでもありませんゴホンゴホン。

 とまれ、2匹がかりで鳴き喚かれまとわりつかれては作業もならぬ。相方がいてくれる明日を待って再開と、筆を洗って日を終える。
 問題は、明日になったら相方にもまとわりつかれるかもしれんということだが。桑原くわばら。

11月3日(日) 曇時々雪
 相方とふたり、買い物と片付け物に日を過ごす。冬支度もさりながら、夏の間に溜め込んだ本や雑誌や玩具の類で脚の踏み場が無い物置/書斎/作業部屋を整理せにゃあならん。折にふれて少しずつは片付けているものの、じき忙しくなるとすぐに「放り込みモード」になって元の木阿弥になってしまうんだよなぁ。今年に入ってから、もう何回こうやって作業の予備段階を繰り返したやら。で、あたかもシジフォスの如く、また同じ事を繰り返すのが目に見えてるんだよな。ヤレヤレ。
 とか愚痴ってもおられんので、えっさえっさと荷物を搬入し、片端から分類しては棚に詰め込む…が、容積以上のものが入るわけもなく、結局はあちこちに籍筍(笑)が林立する素敵な鍾乳洞になってしまった。おまけに寒い廊下を通って往復したので、ふたり揃って鼻グズ気味である。
 ま、通路が出来ただけ良しということで、今日は撤収。今日は駅伝中継で『龍騎』も無かったことだしと『ハリケンジャー』のみ鑑賞し明日に備えて早寝とする。

11月4日(月) 不明
 早暁、寒さを訴えてどがががががが!と室内を駆け回る猫に起こされる。たしかに冷え込んでいるなとストーブに火を入れたが、どうも寒気が治まらない。相方は関節が痛いという。やーいババァ。
 ねこま「チミとワタシは同い年なんだがね?」
 う"。なんか急に耳鳴りがしてきたぞ。これは風邪だ。そうに違いない。
 かくて揃って寝床へ逆戻りし、予定は全て棚上げして目を瞑る。窓が明るくなってきてるから眠れないだろうと思ったのだが、予想に反して数分を置かずに爆睡してしまった。
 で、目覚めたら日は既に暮れ果てて、窓は真っ暗になっていた。気分のほうは素晴らしく快適で、かつ腹ペコである。う〜ん、やはり風邪だったのか。呆れつつスナック類で食事を済ませたが、それだけで妙に消耗してしまい、寝床へUターン。かくて休日は終わりぬ、ああ勿体無い。

 …いや、つまり、そういうワケで天気は分かりませんでした。いやはや。

11月9日(土) 曇時々雪
 同僚の一人がパリに遊びに行ってしまって忙しかった一週間が終わり、やっと迎えた休日。ちなみにチーム内では全員がバリと勘違いしており「今はヤバいんじゃないのか?」「よく渡航許可が出たね」とか間抜けな発言が乱れ飛んでいた。さすが俺様の勤務先である。<威張るな
 ヨタはさておき、仕事がほぼ倍になったハードウィークを終え心行くまで寝てやろうと思っていたのに、今日も仕事に出る相方が片端からカーテンを開け放って雪の反射光を浴びせたので目が覚めてしまった。おのれ覚えておれと、猫と3対の恨みビームを返してみるが、ヤツは軽快な足跡を雪の上に残して職場へ遁走していった。コノウラミハラサデオクベキカ。

 まぁ怨念まみれで不貞腐れていても始まらんので、かねて懸案の撮影ボックス作成に挑む。材料はダンボールとアルミホイルとトレペと模造紙。リンク先の奇妙愛博士も先週の日曜日に作成されていたものである。ワーイ博士とお揃い〜〜〜って、何か間違ってるな僕。つーか塗装ブースとか作業台とか撮影ボックスとかばかり工夫してないで、さっさと肝心な作業に移るべきではないのだろうか。いや移るべきに違いないよ。
 などと古文直訳調の妙な言い回しをしつつ、がしがしと箱を切りガムテープで組み立てる。で、頃よく形が出来たあたりで一段落して、飯を食いに出て戻ってみたら。
 猫が納まっていた。
 念のため言っておくが、我が家の猫は4.5kg程度ある。で、箱は、ありきたりな小型の箱。なんというかその、『魍魎の函』のように「みっしり」である。
 あまりのことに思考停止していたら、ヤツはもそもそ這い出してきて膝に手をかけてきた。どうやら寒かったらしい。仕方が無いのでストーブをつけ、しばし一緒に座っていたら「オネム波」を照射されてノックダウンしてしまった。今日はビームまみれな1日であったと、いささかデムパに締めくくっておくか。

11月10日(日) 晴
 体内時計(サラリーマン仕様)のおかげで、出勤に間に合う時間に目覚める。普段なら休み初日の相方を起こさぬよう、そろ〜っと寝床を抜けて書斎にこもるのだが、今日はそうはいかない。盲亀の浮木優曇華の花、昨日からの積年(なんだそれ)の恨み思い知れ。起きろ〜〜〜っ!
 ねこま「どしたの?」
 敵は既に目を覚まし、こちらに背を向け何やら本を読んでいた。リベンジ失敗。うわあぁん畜生〜。

 しょうもない敗北に泣きぬれていても始まらないので、屋内を片付け水槽の掃除をしてから外へ。ひさかたぶりに爽やかに晴れ上がった空の下、行きつけの中国茶店へ赴く。食事を摂り茶を喫し、心身ともに落ち着いたところで本腰を入れて出撃。目指すは100円ショップである。
 経験上、腹が減っていると財布の紐が緩くなる。また気が急くせいか、ちょっと目の向いたものをぽんぽん買う。結果、いらんガラクタで荷物が膨れ上がるというワケだ。特にこのテの店は「たかが100円」の意識があるんで恐ろしいことになりがちなんである。そこ!笑うな!身に覚えがあるだろう!<誰
 ま、今日のところは面白いものが少なかったこともあり被害は比較的軽微であった。やたら上出来なミニチュアドリンクのついたマドラーを10本がとこ買わされたぐらいで…って、もしかして質量だけですか軽減できたのは?

 帰宅し『ハリケン』『龍騎』鑑賞。今日も後者が面白い。30分間、それなりにのんびりしたシーンもあるのにまったく目を離せなかったもんなぁ。
 何がいいって、やはりキャラの対比だろうか。意気揚々と闘いの場へ赴こうとし神崎士郎にデッキを渡される浅倉(脱獄シーンは『羊たちの沈黙』ごっこ)、他者の「理由」の相克に関わる己の立場に迷いつつそれでも「人を守るため」優衣からデッキを受け取る真司。他人の命のために戦うゆえに香川の思いを察する蓮、残り少ない自分の命のため全員を殺すであろう技をしかける北岡。そして彼らの闘いを支配する者でありながら、やはり望みをもつゆえに妨害者の家族を人質とする神崎士郎と、おそらくは自分が同じ事をしているとの自覚のもと、既に犠牲を覚悟していると身をもって示す香川。鏡に隔てられた世界を巡り対峙する者たちが、見事なまでにそれぞれ際立っている。その全てを蔑視し、我関せずの「英雄ごっこ」に陶酔する東條をも含めて。
 また今回「のんびり」担当の筈のOREジャーナルの面々が、いつもの調子で振舞いつつミラーワールドの真相に辿り着いてしまったというのも興味深い。まさか、皆まとめてモンスターの餌食に?という恐れがなきにしもあらずだが、次回以降にどう動くのか、非常に楽しみだ。常識の無い面々を従えて悪戦苦闘の編集長が贔屓なんで、ぜひ頑張っていただきたい。ぴょんぴょん跳ね回るガゼル軍団を従えたインペラーも登場するらしいしな。

 昨日の続きで撮影ボックスの仕上げをしながら『TRICK2』のノベライズを読む。えーと、これはアレですか?台本コピペしてト書きを地の文に加工しただけですか?TVシリーズ観てない人には分からないとはいわんまでもつまんないんじゃないでしょうか。そりゃこんなんお求めになるのはおTVでのおファンぐらいでございましょうけども、このようなお調子ならばお台本そのままお売りになった方がお面白かったと思いますズラ。以上、くわッぱ!<意味不明

11月13日(水) 晴のち雪
 晴れ渡った空の下、しかし風の冷たい1日を終える頃、白いものが降り始めた。ひとひらずつが大きめでふうわりと降りてくる、なかなかよい風情の降り方だったのだが、後が悪い。量がさほどでなかったものだから積もるに至らず、路面のそこここに薄い氷面が出来、ただ濡れている箇所との見分けがつかないトラップ状態。いわゆるブラックアイスバーンってヤツっすな。気軽にほいほい歩いていると突然足元をすくわれるという、なかなか危険な状況である。さらに危険なのは、そういう処を緊張して歩いた後の筋肉痛だったりもしますけどね。ええ、2日ぐらい遅れてきたひにゃあ情けなさも加わって最強っすよ!<最近めっきり自虐的

 そんな帰宅途上、ちょいと小物を探しに近在のショッピングモールへ。目当てのものが見つからず立ち去りかけたところで、ゲームコーナーにジャンボサイズの『龍騎』キャラソフビを発見。これまでこの手は何回か挑戦してるのだが、一度もゲットできていない。今日ここで巡りあったのも何かの縁と物欲の神の導きに従って挑戦してみた。
 取れました。2回目で。北岡先生ことゾルダ。
 あまりの呆気なさにしばしボケっと立ち尽くしてしまった。ええっ?取れたの?何で?って、取れないことを前提に遊んでるのか!と自己ツッコミを入れてようやく立ち直ると、獲物の手応えにじわ〜っとヨロコビがこみあげてくる。う〜む、でかい。首・肩・足首が稼動で細部の出来もいい。感無量である。ここまで2000円近くつぎ込んだ甲斐はあるなぁ。
 嬉しくなってさらにご祝儀プレイをし、龍騎ブランク体を狙ってみたが今度は失敗。いや、失敗して良かったかもだ。路面が上に書いたような有様で、かさばる荷物を2つも持つのはヤバすぎたし。見てろよ、明日こそゲットしてやるからな!って結局勝負魂に火がついてるような。

 ここしばらく『指輪物語』の再読に明け暮れている。ちなみに今は『二つの塔』を折り返したところなんだが、さすがに密度が並ではないので道はなかなか捗らない。それに、これで確か3度目の読み返しなんだが、年数を隔てているせいかおのが視点が変わってきていて、さまざまな事物が以前とは違ったように眺められるのも興が深い。なんといったらいいか、そう、人は変わってゆくのね。…と変わらぬオタクぶりを晒す冬の夜であった。うう、さぶっ!

11月14日(木) 晴ときどき雪
 朝、路傍の白く染まった地面に散り敷く落ち葉の様子にふと目がとまる。微妙な色合いとその濃淡、当然ながらまったく無作為に散りばめられたその形が、えも言われず美しい。うむ、風情のあることよ。デジカメ持ってくりゃよかったなぁ…などとジジくせぇような若いようなことを思いつつ立ち尽くして、ふと気付いたら出社時間が目の前であった。
 ええ、走りましたさ思いっきり。おかげでテメェの体力が前者であることをきっちり認識し、かつ大汗かいたせいで風邪が戻ってきましたとさ。げに風流は危険なんめり。<落語かよ!

 コンビニで『昭和おもひで温泉』を発見。入浴剤に昭和初期の温泉場の小道具フィギュア(じゃなくてモデルというべきか)がついているもの。食玩ではなくて浴玩とでもいうんだろうか。まずは3つ、買ってみた。
 記名帖、下駄箱、それに茶湯のセットが出た。思ったより小さい。1/8程度かな?しかし出来はいずれも良い。キンカンの箱が紙製で自作になってたり、象印(笑)の保温ポットにキチンと花柄の模様がついてたりと細かいところでも楽しませてくれる。また、子供の頃にこういう風景を垣間見た身としては、やっぱ妙に懐かしさもかきたてられるわな。
 ただ、このサイズだと我が家ではちょっと楽しみが限定される。タイムスリップグリコあたりと組み合わせて、昭和初期のドールハウスでも作ってみるとするか。

 仕事帰り、デパートの地下を歩いていたら、今度は『アリスのティーパーティ』を発見。どうやら正式上陸日より一足先に持ち込んだものとみえる。Webではシブいデザインだな目立たんのじゃないかと思っていた黒箱だが、デパチカに氾濫する色彩の中では見事に浮いていた。さっそく1箱(10個入り)購入。
 ビスケットが旨い!
 フィギュア目当てに買ってる身としてはネタになりかねん話だが、本当に特筆すべき美味さである。北陸製菓サイトで「トフィー風味」というのを読んでどんなモンかと思っていたのだが、ほんのり香ばしいカラメル味とでも言い換えられようか。歯ざわりのサクサク加減も好もしい、過去すべての玩具つき菓子の中で最上の美味である。いや、ビスケット単体でもいただきたいと思う。もそっと大箱で出してくれまいか。
 で、フィギュアはというと、これまた期待通りの出来栄え。テニエルのイメージを保ちつつどちらから見ても破綻していない造型、作り込みの細かさ、実に素晴らしい。海洋堂の意地のようなものを見た思いである。ただ、色合いが前シリーズと微妙に異なっているのが気にはなったが。全体に、こう淡く、パステルトーンっぽくなってませんかね?別に文句を言う気はないけど、どうして雰囲気を変えたのか、聞いてみたい気もするな。

11月17日(日) 晴
 休日の常の片付け物を終え、いつものように相方と買出しに。で、これまた例によってショッピングセンターの隅のゲーセンをひやかして歩いていたら「アギトは俺だけでいい」と、重い存在感を放射するシロモノに遭遇した。いよっ、木野っち、お・ひ・さ!<軽いよ
 ねこま「わ〜い木野さんだ〜 ♥ 取って取って取って〜!」
 …いや、その、 ♥ つきで語るようなキャラじゃねえんだけどよ。「っち」呼ばわりする相手でもないが。まぁいい、チャレンジすっから小銭こさえてきてくれ。
 と、相方を走らせておき、とりあえず手持ちの100円玉で挑戦するも、なかなか難しい。この機種だと普通はビニール袋の上端を掴むとうまく行くんだが、形が不規則なんで素直にアームに収まってくれないんだよな。さればと先生ことゾルダの時のように脚部を狙うも、これもうまくない。あっという間に800円ばかり投資したところで相方が500円玉を手渡してくれた。よし、次は上の厚紙を狙ってみるか!
 ………取れた。
 なんかこう、アッサリと手にできてしまいましたな。今までの試行錯誤が嘘のように。さらに余ったカウントでアギトバーニングフォームとバイクのセット(箱入り)を狙ったら、これまた即ゲット。合計1300円の投資で2つは結果としちゃあ快挙だなぁ。
 ねこま「司葉クン偉い!凄い!」
 うむ、自分でも凄いような気がする。もっと誉めろ。いやさ称えろ崇め奉れ!
 ねこま「神 キタ━━━(゚∀゚)━━━!!」
 …いや、そういう崇め方は、ちょっと。
 とまれ、ゲットできたのが最後の1個だったので嬉しさもひとしおである。後から来た人には悪いことしたかも。でも、もう取っちゃったし。とか東條風に呟きつつ、いそいそとチェック。
 ゴツめのアナザーアギトのプロポーションが忠実に再現され、また部分的にはあのナマモノっぽいラインの彫りも入っているなど、全体の作り込みも良い。硬めのソフトビニール製なのでツノや腕・脚部のクロー(別パーツでしっかり造型)もエッジが鋭く立っていて、迫力満点である。難を言うなら塗りがフラットなところだが…まぁ、これは素材上仕方ないわな。時間があれば少し塗り足してみるか。薄〜い墨を目に入れてやるだけで、かなりいい感じになりそうである。んでもって塗りの入ってない肩とか腕を濃緑色&クリアーでヌメヌメっとした感じにしてだな、できればマフラー?の素材も替えて…って、そんな時間があればなぁ。
 とりあえず、安定が悪いので、後で脚に何か流し込むとしよう。狭い我が家では飾る場所を確保するほうが大変なんであるが。

11月20日(水) 曇時々雨
 仕事中、相方からジェームズ・コバーン氏の訃報(Yahoo! NEWS)を聞く。ガキの時分に『荒野の七人』を観て以来カッコ良さに惚れ込んでたなぁと、思い出しつつ合掌。あの性格(※1)のキャラクターに惚れる時点で問題が無いではない気もするし、後年タバコの広告ポスター(※2)くすねるほどディープだったのもどうかと思うが、まぁほっとけ。

 ※1.ナイフ使いの名人ブリットは、ひたすら己の技量にこだわる寡黙な男。執拗に喧嘩を売った相手の拳銃にナイフで対峙し、表情ひとつ変えずに瞬殺してのける。何を考えて仲間に加わり、かつ最後までとどまって戦うのかを言葉にあらわすこともなく、その最期は実に鮮烈。

 ※2.一定年齢以上の人なら覚えているだろう、壮年期のコバーン氏といえば「Speak LARK!」である。いや〜シブかったカッコ良かった!あの映像、どっかに残ってねぇかなぁ。


 帰宅後、DVDの棚を眺めて、ふと逝ってしまった好きな役者の数に驚く。それでも、こうしてすぐに映像を蘇らせることができるだけ、とても恵まれた時代に生まれ合わせてるんだろうけどね。

11月21日(木) 雪のち曇
 ここしばらく中国茶にハマっている。というか、舌に馴染みきってしまって他の茶が飲めない。日本茶の類はまだいいが、紅茶は全然ダメになってしまった。なんというか、渋みや苦味、何より香りがひどく強烈に感じられるのだ。マニアのように集めていた相方も同様なもんだから、茶箪笥の中ががら〜んと空いてしまったほどである。
 わけても気に入っているのが「黄金桂(ファンジングイ)」。金木犀(桂花)のような香りがするというのでこの名のある、メジャーどころの茶だ。爽やかに甘さを含んだ味はもちろん、小さくくるくるっと丸まった葉が、湯を含むと驚くほど大きく広がるのを見ても楽しい。しかも食事の後に飲むと、胃腸がスッキリ軽く感じられるのだよな。
 で、昨今のブームに流された(と自分では思ってない)こういう人間は多いらしく、昼時に赴いたスーパーでコレのティーバッグを発見した。さっそく買って会社のポットで一煎。
 …なんか違う。当たり前なんだが、自分で茶葉を買ってきて淹れるのとは比べ物にならない。とはいえ、僕の場合は茶器を調えて工夫茶というのじゃない、茶漉しつきのマグカップでぐいぐい飲む野蛮茶(そんな言葉は無い)なんだけど。うーん、それでもこう違うってこたぁ、世間にはきっともっと美味い茶があるのだろうな。まぁそれを追うには手間も資金も足りないが、とりあえず今できる限りは美味いものを口にしたいもんだ。よし、会社用にも専用マグを用意しよう!あと家で工夫茶を楽しむべく専用の茶壷も!あと茶漉しと茶盤と…って、あれ?
 空いた場所は、常にこうして塞がるのだなぁ。思えば書物もホビーの類も、みんなこうやって変遷してないか僕。

 塞がるといえば、先日上陸した食玩『アリスのティーパーティ』を早くもコンプ。箱で2回買ったらシークレットまで揃った。ライオンが微妙に多いが、他は適度にバラついている、かなり良心的な混合度であるな。
 問題は、今回の菓子だ。先にも書いたが旨いし、何となく口寂しい時につまむに良いものだから、このまま続けて買ってしまいそうなんだよな。山となったフィギュアが目に浮かぶような気がする。どこかに空いた場所を作らないと!<かくてエンドレスループ。

11月23日(土) 晴
 キッチリ休める土曜日。しかも晴れて暖かい。ここで喜んで外へ駆け出してもいいんだが、それは齢4歳にして押入れに篭って本を読むのが好きだった筋金入りの書斎派(なんか違う)の沽券にかかわるような気もする。そこできっぱりと太陽に背を向け、家内を片付けつつ読書にかかることにした。そんな沽券は捨てろっつー声もありますが、まぁ背中も温かいってことでひとつ。<何が

 さて今日のブツは『髑髏島の惨劇(マイケル・スレイド/著、夏来健次/訳、文春文庫)』。
 昨今、本のオビの出鱈目ぶりには書き手の程度を疑わせるものが多いが、これまた然り。「本格ミステリと激烈ホラーが激突」してません。ホラーってなぁ人の知識ではかれない領域・存在が起こす現象だろうが、そういう描写は本編のどこにもない。「ジョン・ディクスン・カーの正統後継者」って何処が?あくまでも”オマージュ”レベルだろがよ。それらしい言葉を並べて売ればいいや後は知らない、てんじゃあ書き手にも読み手にも失礼じゃないか。
 さすがに裏表紙側の某作家の推薦の辞はそこらを誤ってはいない(韜晦してるだけだ)けど、だからって表側を書いた者の評価が上がるわけでも無いやね。大体、この表題もどうかと思うがな。島での話は別にメインストーリーじゃないぞ。
 と、文句から入ってしまったが、じゃあ面白くないかっつーとさにあらず、質量ともにかなり満足できるものだ。だからこそパッケージに文句が出るんだけどね。
 あえて分類すると、警察小説(前半)と古典風味のフーダニット(後半)をベースに濃厚なサイコサスペンス味をつけ、原題である切り裂きジャックの顛末とオカルトをたっぷり添えてからわっさわっさとかき混ぜて、仕上げにスプラッタをどばーっと注いだような…ってちっとも分類できませんな。がしかし、そういう盛り込みすぎでゲップが出るようなボリュームも、展開が早いので苦にならない。垂れ流しにひとしい知識の大盤振る舞いも素直に読み込めて、ヲタもしくはマニア的好奇心の強い向きには楽しみどころも多いと思う。
 難点としては、シリーズとして引いてきた(のに前作は全て絶版らしいのが痛い!)話を持ち出されると勢いを削がれる箇所が目立つこと。あと、幾つかのネタがそのまま放置され、物語自体の終幕もいささか尻切れトンボなのはちょっとな。まぁこれは、個性の強いキャラクター群像を追うという意味でも次回作を楽しみにすべきなんだろうが。そうそう、その節はぜひ今回の訳者氏にお願いしたいモンである。読み難いものも多量に含まれている参考書での下調べ、これぞプロの仕事というべきならん。誠にもってご苦労様でした。

 夜、仕事帰りに買い物をしてきた相方から「お土産だよ〜」とDVDを渡された。モノは『博士の異常な愛情』。そう、フェイバリットムービーのひとつにもかかわらず、まだゲットしてなかったんだよね。これは嬉しいぞ。ん?もう1枚は何だ?
 ねこま「『レジェンド』だヨ」
 ああ、あのトム・クルーズ主演の、お姫様がブスでユニコーンがただの馬で魔王様がファザコンなファンタジーだな?うむ、これも好きだ。
 ねこま「…ホントに好きなの?」
 愛とは人それぞれ、ケッタイな形状を取ることもあるのだよ。うむ。

 相方は他に新作ドールのシオン(ジェニーちゃんのお友達らしい)を1体とチャイナ服のセットを買ってきていた。ここ数ヶ月ですっかり人形趣味の人と化しておるのう、と眺めていたら、どうも服がキツいらしく救援を求めている。仕方が無いので、ボディを上下分割できるタイプ(オビツボディ)に首をすげ替えてやることに。うむ、どうせなら胸のデカいほうがチャイナは引き立つだろうな。首のジョイントが緩いからゴムリングかませて、と。んでもって扇を持たせてポーズはこうっと…とかやってたら、いつの間にやら深更に及んでいた。うーむ、げにお人形遊びは危険なり。つか真夜中に人形の服を着せ替えてるって時点で、何やらアブナゲな気配がしないでもありませんが。

11月24日(日) 晴
 早暁、室内をどだだだだと駆け回る猫に踏まれ蹴られて目を醒ます。いわゆる「猫発作」というヤツだ。寒くなってから頻繁にやらかしてくれるようになったのだが、もう10余年付き合ってるのに何で今年に限って騒ぎやがるかなあ。やっぱ年取って我慢が足りなくなってますか?
 って猫の辞書に我慢なんて言葉は無いし、壁を駆け昇る時点で老齢云々でもあるまい。新手のテロと認定することとし、しかし対抗手段をもたないまま、しぶしぶ起きてストーブに火を入れるのだった。ううう、人間の尊厳って僕の辞書には無いんでしょうか?

 かくて休日というのに早起きとなり『龍騎』をリアルタイムで眺める。ん〜、なんかこう、妙な脚本&演出じゃないですか?それに密度が低いというか時間の使い方が空虚というか、無駄な画が多い。
 話も煮詰まりクライマックスを予感させるここに至って何で「河原で焚き火してトカゲ食ってる浅倉」とか「大の大人がどーでもいい事に多数決(しかも電光掲示板とくす玉付き)」とかってギャグかまさにゃならんのよ。あと、登場人物、ことに何度裏切られてもほいほい騙されてる主人公ががバカに見えるのもどうかと思う。「どんな事があっても他人を信じようとするポリシー」みたいなものを示すならまだ救いがあるのに、三流の幇間みたいなオダテに乗ってるんじゃあどうしようも無い。
 あと些細な点で引っかかったんだが、教授の奥さんに「うちの人」って言わせるのもどうか。下町のおかみさんじゃあるめぇし、外に向かっては「主人」とか「香川」ってのが普通でしょうよ。令子さんあたりも取材の時のもの言いが妙(事前リサーチをまるっきり感じさせない)で損なキャラになってるんだが、たかが30分番組なんだから言葉遣いでも奥行きを出したほうがいいと思う。つかこの番組、回によってその差がありすぎて、キャラクターの印象が定まらない難点があるよね。複数の脚本家が分担するにしても、基本的な点はすり合せておいて欲しいな。
 とはいえ今回、東條による教授殺害シーンは見せた。人命を軽んじがちな東條を自分の妻子に引き合わせ、「戦いの理由」である大事なものを彼にも得てほしい、そのうえで、それを犠牲にできる強さをも持ってほしいと思っただろう教授。だが東條は彼を手にかけ、そして囁く。「先生は僕にとって一番大事な人でした。だから、犠牲になってもらわないと、僕が英雄になるために」
 涙を流しながら笑ってもいるようなその顔の、真意が定かに見えないのもまた良い。師匠が笑み交わす家族を犠牲に出来るのなら、自分もまた唯一敬愛する者を犠牲にしなくては「英雄」たりえないという思い込みなのか。それとも、東條にとっては教授こそが一番大事であり、自分も教授にとっての一番でなければならなかったということなのか。いずれにしても、誰かを崇拝しその言葉を盲信すると陥りがちな迷妄だが、そんな己の闇に踏み込んでしまった青年の、場面も役者の演技も背筋を寒くさせるものであった。うっわーこえぇ!壊れてるよキミ!

 机の周りの資料が山積みのまま朽ちかけて「闇の聖母」の依り代になりそうな勢いなので、今日はせっせと片付けもの。しかし文庫本がメインなのに相当な高さまで積みあがっているので、これがなかなか捗らない。1冊1冊、埃を払っては脇へ除けているのだが…ひとつ積んでは父のため〜ひとつ積んでは母のため〜って、また積んでどうする自分!
 結局、半分かた終わったところで、今日は戦線離脱。来週までにまた城砦が高くなるであろうことを思いつつ、睡魔に屈したのであった。つーか予防する気はないのかなぁ全く。<他人ごとじゃねーっつーの

11月25日(月) 晴のち雨
 週明け&迫る月末が重なって、とかく忙しい日。先週からの継続業務の上に新しい仕事がばらばらと降ってくる様は、さながらテトリス最終面。ってこれ前にも言ったなぁとか思いつつ、今日はロシア民謡なんざぁ口ずさんでる余裕も無いのであった。あああくそ忙しいぜもうッ!
 とかキレていても仕方ないので、昼休みのストレス解消にとショッピングモールのゲーセンへ。ここは子供連れのお母さんをターゲットにしてるらしく、可愛い系の賞品が詰まってるんだが、たま〜に例外があるんだよな。そう、アナザーアギトとか…って、なにぃぃぃ?マジで有るかよ?
 先ごろ手に入れたばかりのビッグサイズソフビだが、某所への爆撃用に良いじゃあないか、とさっそくチャレンジ。で、即ゲット…と思いきや、掴み方が甘かったようで、途中で落としてしまった。次はアギトのバーニングフォーム、その後にまたアナザーという配置である。一瞬、諦めてもいいかなと思ったが、ここへ来た所以のストレスはちっとも解消されてない。つーかゲット目前で落とした悔しさで倍増した感もある。というより欲の神が耳元で燃えろ物欲!力の限り!と気合を入れてくださる気が。こうなっては後へは引けまいと再チャレンジ、ほどなくしっかり入手した。ええ、もちろんアギトも。
 かくてデッカいのを2つぶら下げて意気揚々と帰社し、同僚達の好奇の眼差しに晒されたのは言うまでもない。な、なんだよみんな?俺が何か間違ったことしてるか?ああン?<人としてかなり間違いが

11月26日(火) 雨
 昼休み、Webを遊弋していて『エニックスとスクウェアが合併』という話を発見。以前セガとバンダイでこのテの話があった時は結局お流れで、合併後の社名が「センダイ」か、いや「バガ」かとかってネタだけが残ったのだが、今回はそうでもないらしい。んじゃあ今度はマジで「エニウェア」か?とかぐふぐふ笑ってみたが、新社名は「スクウェア・エニックス」だそうな。そのまんまやん!<って突っ込む意味はあるのか
 ちなみに存続会社はエニックスだとか。まぁ地道に稼ぎ続けたカメと、誰が観るのか分からん映画に大枚投げ捨てたウサギとの勝負あったってとこっすかね。とか外野はいいように茶化すけど、中の人、ことにも吸収される側じゃあ大変じゃなかろうか。ああ、まるでどこかの国のようだなぁ…って、そりゃ他人事じゃねえよ!

11月27日(水) 曇時々雪
 例によって昼休みの徘徊途上、ミニムービーのガシャポンを発見。小さい箱状のプラスチックに覗き穴がついてて、横のハンドルを回して(?)手回しムービーを見るものだ。ディズニー系CGアニメでよく有るよなぁと商品名を見たら『ザ・リング』…ってちょっと待てぇい!呪いのビデオがネタの映画で、こんなん出すかぁ?ある意味すごく的を射たグッズかも知れんが。誰か買ってみませんか。僕はヤですけど。

 昼食のついでに食玩『福神根付』を買う。海洋堂の手になる福神フィギュアの、まぁ以前に妖怪で出てたような根付仕立である。ちなみに引き当てたのは福禄寿であった。<おお、ちゃんと変換するんだなIME。
 彩色版のフィギュアは例によってなかなか出来がいい。正月の飾り用にコンプを目指すもまた一興というところか。ま、僕はやらんが。なにせ我が家は相方の趣味で猫舎の季節飾りがごろごろしておる故。和みというよりは脱力をもたらすデザイン揃いだが、常に寝正月である我が家には相応しかろう。
 いや、そうでなくて『福神根付』の話だったか。
 菓子は小さいラムネが2個で、特に評価するよーなもんでもない。つーか赤いほうは梅ミンツみたいでイケるんだが、白いのが何だか得体の知れない味がするんでプラマイゼロ評価。他におみくじが一枚入っていて、これはこれで面白いかな。ちなみに文面は「中吉:真実一路、なりふりかまわず突き進め!/恐いもの知らず、多少の無理もきく。/素直になるべし!/たちまちにして道が開ける」とのこと。僕が素直になりふりかまわず行ったことで、あまり良い結果を生んだものは無いんだが。そこらへん分かってますか福禄寿様?おまけに「願望:やりたい事は、どんどん挑戦しよう」と「疾病:アセらず治せば、必ず上向く」って、僕の病気に関して矛盾してますが?
 何の病気かって?いや、まぁ…この日記を最初から全部読んでみてくれ。病膏肓イエーイ。

11月29日(金) 曇のち雨
 先ごろ上陸してきた食玩『黒潮コメッコ』をみつけて2つ購入。1個目でいきなりシークレットの「ダイバーとマンタ」が出た。悠然と泳ぐ巨大エイと、海底でそれを見上げるダイバーの見事なミニジオラマには大いに満足。うむ、日頃せっせと食玩を買い漁るはたらき(?)を、物欲の神が嘉し給うたに違いない。あなありがたやかたじけなや〜。<そしてまた加速する罠

 帰宅途上、ガシャポンの『ぼくの小学校』を発見。ねこまが楽しみにしていた一件なので、さっそく飛びつく。ううむ、バラツキが良くなくて、ひと揃い出すのは難しいなあ。机とかマットとかはいらないから、1/6スケールを集めさせ給え…と物欲神の加護を願いつつがんがん購入。結果、しばしあって欲しいものを揃えることができた。あ、いっときますけどフルコンプじゃないっすよ。<誰に
 しかしまぁ、つくづく思うのだが、物欲の神の憑依した後は財布の消耗が激しいなぁ。ひょっとしたら貧乏神と談合してませんか神様?

11月30日(土) 晴
 某所のご好意で、『龍騎 VS 仮面ライダーアギト』を観る。雑誌『てれびくん』の応募者全員プレゼント(つーか頒布だよな)ビデオ、欲しいとは思ったが雑誌を買いそびれ、惜しくも逃していたものだ。げにもつべきものは濃いお友達、ありがたやありがたや。
 で、中身。噂には聞いてたが、凄いわこれ。
 まず、主人公たる龍騎の行動が、いつもに増してお間抜けである。モンスターの接近音(これが普段とちょっと違う)に素早く対処、人気の無い場所で変身!まではいいんだが、鏡に飛び込んだとたん「アレ?ライドシューター無いよ?」と、キョロキョロ。どーでもいいがケツを掻くな。冒頭のヨダレくって居眠りといい、オヤジかキミは。でもって「ま、いっか」と向かった先で出現したのは大量のモンスター。それでも果敢に立ち向かうものの、多勢に無勢…と思ったとき、仲間が救いにやってくる。そう、ナイトとゾルダと王蛇だ!
 …っておい。
 TVの外のこっちも呆然とする前で「大丈夫か、龍騎!」と声をかけ、「俺たちは!」「人類の!」「自由と平和を守る!」「仮面ライダーだ!」とポーズをとって敵へと突進する一同。取り残されてポカーンと立ち尽くす龍騎が妙に可愛い。そしてバトルたけなわで真の敵が登場し…後はまぁ、お約束っちゃお約束なんだけど、きちんとまとまっていて良かったと思う。エンディングの映像集も、各キャラの個性が出てたし。
 何より、主人公のコミカル演技を筆頭に、スーツアクターの演技と役者のアフレコがぴったりと合っているのは拍手もの。マジで笑わせようとしているな、という気概すら感じましたよ僕ぁ。で、そういう力をめいっぱい「普段と違うキャラ」にかぶせているのが、本当におかしい。特に「んあ"〜ぁ」と、例によってかったるそうな声を出しながら、喋る中身は正義の味方全開な王蛇は最高。「みんな、行くぞッ!」ってアンタ…しかし真司の夢ってこたぁ、密かな願望だったんすかねコレ。
 あえて不満というか不安を言うなら、アギト・バーニングフォームが悪役にしか見えなくなったのと、今後は笑わずに『龍騎』を観られるかなってトコだ。ああっ、明日は本放送じゃねぇか!


翌月へ




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