早めに目覚めたので午前中に『仮面ライダー電王』を観る。先週のエピソードの終幕で大失敗をしたデネブが家出(っていうか電車出)し今回はその解決編。不運の塊の良太郎とドジの見本市みたいなデネブが二人でうろうろするくだりに、拳(いや足裏か今回は)で語るモモタロスの優しいお節介を絡めて、なかなか質の良いコメディになっている。不器用に、かつあくまでもワガママ小僧風味にデネブの謝罪を受け入れる侑斗と、そのオチも含めて。
ただ、その脇で流れたエピソードは書き込み不足。花火職人と妻子の関係修復がどう成されたのか非常に曖昧だ。おまけに、その中でとんでもない事件が起きていやしないだろうか。
物語当初の「現在」で離婚したことになっている妻には子供が二人居て、その名前は「シュンスケとショウタ」である。が、物語の終わりで花火職人が抱き上げた息子は1人で名前は「龍」。つまり、その子の名前は過去への干渉によって変わり、かつ(おそらくは再婚相手との間に生まれた)弟は存在しなかったことになっているのではないか?もしや本来の、愛理の姉の恋人だった(オリジナル?)桜井侑斗が目論んでいるのは大規模な破壊ではなく、こうして選んだ人間を消したり運命を書き換えたりすることなのか?おそらく遠くないところで対決が待っていると思うけれど、ここらが伏線だとしたら、取りこぼさずにしっかり描ききってほしいものだな。
ついでにもひとつ疑問なのだが、デネブが帰るかどうか、ハナちゃんとウラタロスが花をむしって占ってたけど、これはよもや「ハナとウラで花占い」ってギャグなのではあるまいな。誰の発案かも含めて、ぜひ公式見解を承りたい(笑)
【8月28日追記】
上記を読んでくださった奇妙愛博士から「イマジンが花火を見せた"奥さん"は不特定多数のそれで、肝心な花火職人の妻とは別人では?」とのご指摘をいただいた。イマジンが「奥さんたち」と言ってた記憶があり我が家の住人はそれを「妻子」と認識したのだが、考えてみりゃイマジンがそんな素直に願いを叶えるワケが無いし、もしストレートに解釈したとすると「妹に星を見せたい」の時と同じになってしまう。
(考えてみたらあのイマジンはかなり真面目だったな。最後の仕掛けも含めて)
録画で見比べてみると確かに別人のようだ。博士のおっしゃるとおり「画面には出なかったけれど、花火職人に無関係な複数の母親がイマジンに攻撃されたんじゃないか」というのが正しいと思われるので、上の勘違いは訂正させていただきたい。
つか、僕の考えレベルまで時間が改変されたら、オーナーからのダメ出しが来ないわけがないんだよな。それに、いくらなんでもダークに過ぎる話になっちゃうし…って、子供のいる"奥さん"が片端から砲撃されたんだとするとそれはそれでヤバい話ですな全く。
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午後、家電量販店へ冷蔵庫を買いに行く。最近のは冷凍冷蔵機能にもさまざまな特殊モードがある上に保温庫までついてたりして驚くことしきり。とはいえ我が家にはまるっきり必要無いので、小型で冷凍庫の大きいシンプルななものを導入。来週の到着までに、水漏れの続く旧型の中身を片付けるというミッションが発生した。さて、どこまでコンパクト化できるやら。いっそ大き目のクーラーボックスなど買って一時保管に努めるべきかなあ。
夜、そろそろ寝ようかという刻限にぼたんからピッチングマシン稼動の要求が出た。冷蔵庫売り場を彷徨して疲れた身体に鞭打ってせっせと投げたが、敵は情け容赦なく球っころを持ち帰り、さながら逆千本ノックの様相を呈してきた。一部映像を録画したので、ご用とお急ぎで無いむきはぜひご覧戴きたい。ペットに芸を仕込むということは人間もまたそれ用に調整されるという恐ろしい実証だ…というか、我が家では誰も積極的に彼女に芸など入れてないのだよな。つまり、猫に飼いならされる下僕の見本つーことになるんでしょうか例によって非常に不本意ながら。
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