久々のマトモな休みとあって、昼までぐっすり…の筈が、ラジオ体操の時間にチーズに起こされる。貴様のスタンプカードを作った覚えはないぞと呟きつつ、寝ぼけ眼でトイレに行ったら、閉め切らなかったドアの隙間から鉤爪の生えた真っ黒な肢がぶん回されてさらに眠気を覚ましてくれたときたもんだ。もう、やめろよなぼたん。
とこう猫相手にぶつくさ言っても仕方ないので、ここしばらく試行錯誤していた革への刻印の、実験結果を確認。ご覧のとおり、なかなか細密に上手くできていた。費用対効果を考えるとコレはかなり画期的だと思う。ネットで検索した限りでは、木彫で作っておられる方に迫れるのではないかな、と。
ただ、肝心な本道つまりレザークラフトはっつーと、これが遅々として進んでいない。そもそも発端が買ってきたバッグが気に入らずにリフォームを始めたのが発端だったのだが、やってみたら面白くなって次は携帯ケースを作ろうと計画、だが途上でカードケースつきの財布の設計を始めてしまい、さらにシザーバッグなんかもいいかなとうろうろしてる間に材料と用具がどんどこ増殖、はっと技術を全く磨いてないことに気がつき、端材を使って工具ケースを作ることにして、どうせならオリジナルの刻印を入れたいと思いついたが運の尽きで約1ヶ月(ああ息切れする)、今ようやっとここへ辿り着いたワケなので。いつもながらの寄り道気質は全く改善されてない、つか年とともに開き直りが上手になってる気がするなあ。気のせいじゃないと思いますが。
さて、今朝『シャイニング』まがいの行動でこちとらの眠気を飛ばしてくれたぼたんだが、最近めっきり箱がお気に入りである。
安部公房の世界を目指しているのか、はたまたソリッド・スネークに憧れているのか。とにかく小型の段ボール箱がやってくると、一度は納まってみずにいられないらしい。爪とぎなどはしないから良いのだが、はっと気付くと箱にこもってこちらを窺っている。そして寝る。特に、今まさにこれから棄てようと思っている箱の中で。
これは、やはり新手のヒト苛めなのだろうか。叩き起こして箱を潰せない下僕属性のヒト2匹は寝顔を見て逡巡するうち引き込まれてぐーすか寝てしまうのだが、もしかしてその間に何かやらかしてるのだろうか。こう、背中のファスナー引き開けて怪しいイキモノが出てくるとかして。
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